離れて気付く大切さ

この前ジョージが……。

あぁ、ジョージってのは、オレの世話係みたいなものさ。
いつもは隣の部屋にいるんだが……。
「少し出て来る」
と言って三日程、帰って来なかった。

世話係といっても
聖川の教育係のじいさんのように口うるさく干渉してくることはないし、
普段、寡黙すぎるほど寡黙で、
いるんだかいないんだかわからないような奴だけど。

いざいなくなると……。
やっぱり少し物足りないものだね。

子供の頃から傍にいるのが当たり前だったから
もう殆ど空気みたいなものだったが、
離れてみるとその存在が自分にとってどんなものなのかがよくわかる。

いるのかいないのかよくわからないからといって
いなくていいわけじゃない。
ただ、いるのが当たり前になりすぎて
普段は気に留めていないというだけなんだろうね。

ねぇ、レディ。
キミはずっと傍にいてくれる?

レディには片時も俺の傍を離れないでいて欲しい。
できればずっとこの腕に抱いていたい。
そう願うのはイケナイことかい?

コメント

  1. 聖川真斗 Says:

    うちのじいは過干渉過ぎるというか……。
    使用人というには少々特殊だからな。

    とはいえ、お前のところの使用人も少し変わっているな。
    この前、部屋に来ていたのに気配がなくて
    しばらく気付かなかったぞ。

    じいも、あれくらい静かだとありがたいのだが……。

  2. 神宮寺レン Says:

    ジョージは基本的には俺のボディガードだからな。

    生まれた時から傍にいるから
    子供の頃はいろいろ教わったり世話にもなったが……。
    今はただ傍で見守るだけの存在さ。

    気配を消すのはクセのようなものらしい。
    俺も時々びっくりするから注意はしているんだけどね。