誰かと声を合わせ、歌う。
それはとても難しいことだ。
例えそれが信頼している友であったとしても、
完璧に相手を把握しているわけではないし、
まして普段から、理論よりも感情で生きている一十木や
感性が違いすぎて、何を考えているのかまったく読めない四ノ宮と
心をひとつにし、声を合わせなければならないのだ。
おそらく並大抵のことではあるまい。
にも関わらず、
あのふたりは、まったくもってその大変さを理解していない。
むしろ状況を楽しんでいるというか、
単純に歌うのが楽しくて仕方がないといった感じだ。
これは、俺がなんとかするしかあるまい。
そう気負っていたのだが……。
四ノ宮は天性のセンスのよさで、ここぞというポイントをおさえてくるし、
一十木は一十木で、生まれ持った勘の良さから
上手く四ノ宮に合わせてくる。
これなら、俺がふたりに合わせさえすれば、何も言わずとも
まとまりのある歌になるだろう。
わかっているようで
本当にあのふたりを理解していなかったのは
俺の方かもしれないな。
歌を通して友の新たな面をみることができるとは……。
どうやら今回の課題は俺にとって得る物が多そうだ。


2月 24th, 2010 at 4:06 PM
なんか難しい顔で黙ってるなぁって思ったら
そんなこと考えてたんだ!
マサらしいや!
確かにちゃんと合わせようって思ったら大変かもね。
歌ってる時は何にも考えてなかったよ。
マサの声はすごく優しくてキレイだったし、
那月の歌い方がめちゃくちゃかっこよかったから、
もうテンション上がりまくりでさっ。
一緒に歌っててすげーわくわくしたんだ。
2月 24th, 2010 at 4:40 PM
僕もふたりと歌えて楽しかったですよ~。
2月 24th, 2010 at 5:15 PM
確かに、楽しかったな。
感性や感覚で生きている者に、もっと考えろと言っても
かえって混乱させるだけかもしれないな。
それに……。
俺もまた、あれこれ考えず純粋に歌を楽しんだ方が
いい歌になるかもしれない。
そのことをふたりに教えられたな。